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2011年12月

9ヵ月

3月11日の東日本大震災から、9ヵ月が過ぎました。

11日を迎えるのは、今年はこれが最後。

世間は震災から9ヵ月ということはほとんど忘れて。
クリスマスや忘年会、お正月ムード一色。

ここにはない華やかさがまぶしくて、目が痛いです。

私は忘年会をしません。年を忘れる会なんて必要ないです。
今年起きたことは、ひとつ残らず覚えておくから・・・。

目の前で、家が大切な人が思い出の場所が流されていった。
助けを求める人を救えずに置いてきた。

地震で建物が道路が崩壊し、たくさんの人が傷を負い、
また命を落とした。

原発事故で故郷を追われ、目に見えない恐怖に脅かされる
日々がはじまった。

あの日、あの時、あの瞬間の。

私たちの感情を100%理解してほしいとは思いません。
それはきっと、とても難しいことだから。

でも、あの日、あの時、あの瞬間。

絶望を超えた悲しみや悔しさがあったという事実にだけは
目を背けないでほしいと思います。

悲しくて、苦しくて、悔しかった9ヵ月でした。
きっと明日からも、悲しくて苦しくて悔しい日々でしょう。

でも、そんな日々のなかにも、ほんの少しの楽しさや
喜びを見つけて生きていきたい。

いつ何が起こるか分からないからこそ、
感じられるときに幸せを感じて生きていきたい。

そう、思います。

9回目の、14時46分

12月11日 14時46分

黙祷。

今月もまた。

海に向かって手を合わせる人。

ふるさとや避難場所で手を合わせる人。

心のなかでそっと祈りを捧げる人。

それぞれが、それぞれの想いを抱えて、
それぞれの場所で迎えた、9回目の11日。

みんな、またひとつ、悲しみを新たにした。

一方で、記憶の風化はさらにスピードを上げる。

震災半年を境に、11日が来ても全国版のTV番組では、
追悼式や慰霊祭の話題にさえ触れなくなった。

明日には多少は触れられるのだろうけど、時差がある。
この時差が、被災地と他の地域との温度差だろう。

忘れられていく悲しみと、忘れられない悔しさを胸に、
祈りを捧げた一日だった。

今日は休みで、家にひとりだったから。
思いきり泣いた。

それですっきりはしなかったけれど。
泣いた分だけ、また前に進めそうな気がする。

もう3.11を忘れ去ってしまっている人にも、
せめて月に一度、11日だけでいい。
3.11を思い出してほしい。

そう、願っている。

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